- 留学後もカナダに残って働きたい
- カナダに永住したい
- 留学しながらアルバイトもしたい
- 世界トップレベルの学位を得て就職につなげたい
カナダのカレッジ・大学留学が人気の理由の一つに、世界的に見たカナダの教育水準の高さが挙げられます。高い入学基準の英語力を満たし、入学後もしっかりと授業についていけるよう、事前にしっかりとアカデミック英語の勉強をしておくことが重要です。カナダのカレッジ・大学留学を成功させ無事に卒業を迎えるためには、勉強の厳しさを覚悟し、勉強にに対する真剣な意識を保つことが大切です。
カナダのカレッジ・大学留学が人気の理由の一つに、世界的に見たカナダの教育水準の高さが挙げられます。高い入学基準の英語力を満たし、入学後もしっかりと授業についていけるよう、事前にしっかりとアカデミック英語の勉強をしておくことが重要です。カナダのカレッジ・大学留学を成功させ無事に卒業を迎えるためには、勉強の厳しさを覚悟し、勉強にに対する真剣な意識を保つことが大切です。
カナダ全土の公立カレッジや大学の本科プログラム、または移民局が認定する一部の私立カレッジ・大学を卒業すると、PGWP(Post Graduation Work Permit/ポスグラ)という就労ビザを申請し、カナダに残って働くことができます。就労ビザの期間はプログラム期間によって異なり、2年以上のプログラムを卒業すると、最長3年間の就労ビザが見込めます。
カナダの一般的な就労ビザは取得がどんどん難しくなってきているので、卒業だけを条件とした長期間の就労ビザは、カナダ留学の大きな魅力の一つでもあり、また世界的にも大変珍しい制度です。PGWP期間中の就労には、職種、雇用主、都市などの縛りも一切なく、好きなところで自由に就労できるオープンワークパーミットであることも特徴で、カナダで数年働きたい、もしくは移民になりたいという人の貴重な準備期間となっています。
PGWPは、卒業したプログラム期間によって、最長3年まで発給されます。
プログラム期間 | PGWP期間 |
---|---|
8ヶ月未満 | 対象外 |
8ヶ月以上2年未満 | プログラム期間と同等 |
2年以上 | 3年 |
カナダには数多くの移民カテゴリーがありますが、その多くで雇用主の協力が必要です。そのため、先ずは移民申請につながる仕事に就く必要がありますが、一般の就労ビザ申請は決して簡単なものではありません。そこで活躍するのが、PGWP(Post Graduate Work Permit/ポスグラ)です。カナダのカレッジや大学で8ヶ月以上のプログラムを卒業すると申請できる就労ビザで、一般の就労ビザのように雇用主の協力が必要ありません。
職種や雇用主に関する制限がなく自由な就労が可能ため、カナダ移民を目指す人の多くが、カレッジ留学とPGWPを活用しています。
私立専門学校を卒業してもPGWPの対象とはならないため、移民申請を目指していてる人にとって公立カレッジか私立専門学校かは、後々大きな分かれ道となることがあります。
カナダでカレッジや大学に在学中は、現地でアルバイトをすることができます。Off Campus Work Permitと呼ばれる制度で、別途就労ビザを申請する必要ありません。有効な学生ビザを保持し、カレッジや大学の本科プログラムにフルタイムで在学中であることが条件で、プログラムの分野とは関係のない自由な職種でのアルバイトが可能です。
Off Campus Work Permitは、授業がある期間は週20時間まで、休暇期間中はフルタイムで働くことができます。
カナダのカレッジ・大学には、日本のような入試制度はありません。各学校が定める入学基準を満たして出願しますが、出願条件は同じ学校でもプログラムによって異なることもあります。
大学によっては高校の成績が合否の大きな比重を占めることもあります。カレッジでは高校全体の成績が問われることはほぼなく、数学など特定科目の成績のみが合否の判断基準となることが多いです。
ほぼすべての出願で必要となるのは、高校の卒業証明書、高校の成績証明書、英語力証明の提出となります。英語力証明には、以下の3つの方法があります。
英語のスコアを提出 | カナダのカレッジや大学では、IELTSを公式な英語力証明として受け付けています。基準は学校により異なりますが、IELTS6.0~6.5が平均です。 |
---|---|
付属ESLから編入 | カレッジ・大学の付属ESL(英語コース)に入学し、十分な英語力に達し次第、本科コースへ編入する方法です。ほとんどの学校で付属ESLが併設されていますが、英語コースであっても入学基準の英語力を設けている学校もあります。 |
パスウェイプログラムから編入 | 昨今最もポピュラーな進学方法です。カレッジや大学が語学学校のパスウェイプログラムと提携し、そこで基準点に達した留学生は本科プログラムへ直接編入することができます。学費や期間面などでメリットも多く、どのレベルからも入学可能です。 |
入学基準の英語力を達成するまでに、どのくらいの期間かかりますか。
現在の英語力や上達度によりますが、日本からの留学生の場合、平均的に1年程度です。日本にいながら独学でIELTSスコアを満たすことは容易でないため、ほとんどの人が英語の勉強の段階からカナダに留学しています。 進学前にカナダの風土や習慣に慣れ親しむことができ、何より常に英語環境で生活することで、日本で勉強するよりも格段に速いペースでの英語上達を期待できます。
カナダのカレッジや大学は、多くの場合で、9月(秋学期)、1月(冬学期)、5月(春学期/夏学期)の3学期制です。日本の4月にあたる年度開始は9月ですが、9月以外の学期にも入学可能な学校もあります。5月学期は通常夏休みとされていますが、中には5月の入学、受講が可能な学校もあります。
カナダのカレッジや大学へ出願する際に必ず求めらえる書類は、高校の卒業証明書、高校の成績証明書、英語力証明ですが、プログラムによっては、履歴書、紹介状、プログラム関連職種の経験を証明する書類、ポートフォリオ、大学や短期大学の卒業証明書などの提出が求められることがあります。
カナダのカレッジや大学入学には、高校の卒業資格が求められるため、その証明に高校の卒業証明書が必要です。大学の卒業証明書でもよいかと聞かれることがありますが、必ず高校の卒業証明書をご準備下さい。通常、卒業証明書は発行期限がないため、卒業後何年経っても母校へ依頼すれば取得可能です。
高校の成績証明書は、ほぼすべてのカレッジ、大学で出願時の必須書類となります。卒業証明書と同様に、通常、大学や短期大学の成績証明書は代替書類として認められません。各プログラムの入学条件に「高校〇年生の数学の成績」など、特定科目の成績が問われることがあり、その成績証明のために高校の成績証明書の提出します。
日本では法律上、卒業後5年以上経つと成績を破棄してしまう高校も多くあります。高校の成績証明書がないと出願ができない学校もあるため、カナダのカレッジや大学の進学を検討する場合は、早めの段階で卒業校へ確認しておきましょう。また、高校の卒業書類には有効期限がないため、早めに何通か準備しておくことも一案です。
本科プログラムへ直接出願する場合は、IELTSスコアを提出します。語学学校のパスウェイを利用する場合は、パスウェイプログラムからのレターと一緒に出願し、仮入学許可書を得ることができます。
同じ学校でも卒業するプログラムによって、取得できる学位や卒業資格は様々です。
ディプロマ Diploma |
日本ではあまり馴染みがありませんが、カナダでは大変一般的な卒業資格の一つです。ビジネス系、デザイン系、幼児教育、IT系、音楽、エンジニアリングなど、専門的なプログラムで授与される卒業資格です。多くのプログラムで期間は2年です。 |
---|---|
サティフィケート Certificate |
ディプロマ同様専門的なプログラムで与される卒業資格です。 多くの場合、プログラムは1年です。 |
準学士号 Associate degree |
心理学、経済学、国際学、哲学、環境学、言語など、学部プログラムを卒業すると授与される資格で、日本の準学士号(短期大学士)に相当します。多くの場合で、専攻分野以外にも英語、歴史、人文学科などの一般教養コースも履修します。プログラム期間は、通常2年です。 |
準修士 Post-Degree diploma |
入学資格に学士号が必要なプログラムを卒業すると授与される卒業資格です。会計、国際ビジネス、ホスピタリティなどの専門的な分野を通常1年から2年で学びます。学校によって、Postgraduate diplomaやPost-Baccalaureate Diplomaとも呼ばれています。日本では正式な訳語がないようですが、準修士と訳されることもあるようです。 |
学士号 Bachelor’s degree |
4年制大学を卒業すると得られる学位です。カナダでは大学に限らず、カレッジでも学士号プログラムを開講している学校があります。 |
修士号 Master’s degree |
大学院、修士課程のプログラムです。期間は1~2年が主流です。 |
カナダのカレッジや大学に留学するために必要な費用は、都市や学校のほか、ホームステイや貸し部屋などの滞在方法、現地での就労時間などによって大きく異なります。物価は日本とあまり変わらないので、日々の生活費は日本での生活を参考にするとある程度の予測を立てることができます。
カレッジや大学留学の場合、学校やプログラムによって大きな開きがあります。平均的には年間$15,000~$17,000程度ですが、格安なところは$12,000程度の学校がある一方、年間の学費が$40,000を超えるなど非常に高価な学校もあります。多くの学校で受講する単位数によって授業料が計算されるシステムなので、どの程度受講するかによって各学期の授業料が異なります。また、カレッジや大学では、授業料の他に学生会費などの諸費用が年間$1,000ドル程度かかり、テキスト代も高価であることが多いので、授業料以外にも余裕を持った資金準備が大切です。
実際の留学費用は大きく開きがあることもあるため、平均的な費用として参考にしてください。
2年 | 4年 | |
---|---|---|
学費 | $36,000~$42,000 | $72,000~$84,000 |
滞在費 | $28,800~$33,600 | $57.600~$67,200 |
往復航空券 | 35万円 | 35万円 |
保険 | $1,440~60万円 | $2,880~120万円 |
交通費 | $2,400~$4,800 | $4,800~$9,600 |
カナダドル合計 | $71,820~$89,030 | $140,460~$174,890 |
日本円合計 | 790万~980万円 | 1,545万円~1,924万円 |
※$1=110円で日本円に換算しています。実際のレートは日々異なります。
※現地での交際費は含まれません。
カレッジや大学の本科プログラムに通う間は現地で働くことができますが、思うように仕事が決まらなかったり、勉強が大変でアルバイトにかけられる時間がないといったこともあり得ます。また、単位の履修状況で計画よりも留学期間が長くなることも珍しくありません。滞在期間中の生活費をすべて現地で賄うことを前提とした計画は危険なので、出発前に十分な資金準備をしましょう。
本科プログラムに直接出願できる英語力に達していない場合、語学学校から直接カレッジや大学の本科プログラムに編入できるパスウェイプログラムは、今留学生に最も人気がある進学方法です。
一般的に語学学校の授業料の方がカレッジや大学の費用よりも安いため、パスウェイを利用することで留学費用を抑えることができます。
単に英語力の上達だけでなく、長論文の読解や書き方、クリティカルシンキング、ノートテーキング、タイムマネージメント、プレゼンテーションの準備方法など、カナダのカレッジや大学で必要なアカデミックスキル学ぶことができます。事前にアカデミックスキルを習得していたかどうかは、進学後の苦労を大きく左右すると言われています。
語学学校のクラスサイズは、カレッジや大学の付属ESLに比べて小さくなります。留学生にとってはいきなり英語だけの授業で環境の変化も大きいので、最初は小さなクラスで過ごすことでよりスムーズな進学へのステップとなります。
カレッジや大学の付属ESLで英語を勉強した場合、基本的にはそのカレッジや大学にしか編入することができませんが、パスウェイの場合、提携されたカレッジ、大学がすべて編入先の選択肢となります。現地で英語を学びながら、学びたい分野、費用、都市など様々な角度から最終的な進学先を時間をかけて決めることができるようになります。
IELTSで英語力証明をする場合、スコアが達成されてからしか出願することができませんが、パスウェイを利用する場合、学校やプログラムによっては英語力を達成する前に出願して仮入学許可書を得ることができ、本科プログラムの席を確保した状態で英語の勉強を続けることが可能です。
日本とはシステムの異なるカナダのカレッジや大学へ進学するにあたり、事前に必ず知っておきたいことがあります。
「プログラムの入学許可=卒業に必要なすべての科目を自動的に受講できる」と、いうわけではないことがあります。これは、プログラム全体の入学条件のほかに、そのプログラムを卒業するために受講しなければならない各科目にも別途受講基準が設けられていることがあるためです。
例えば、入学条件が高校卒業資格とIELTS6.5というプログラムがあったとします。その場合、この二つの条件さえ満たして入れば入学許可が下りますが、受講科目の中に数学の成績証明が必要な科目があったとすると、数学の成績証明を提出するまではその科目は受講できないことになります。必要な成績を高校の成績証明書で満たすことができればよいですが、もしも高校で該当する科目を受講していなかったり、基準以上の成績を収めていないという場合には、その科目のアセスメントテストを受験する、アップグレードコースを受講するなどの方法で、成績を証明する必要があります。
受講条件を満たしている科目にも関わらず、満席や開講状況などによって、希望の学期に希望の科目を受講できないことがあります。
本科プログラムへ直接出願する場合を除いては、付属ESLや語学学校から編入します。この場合、現在の英語力を参考に、本科の入学時期から逆算して出発時期を決めますが、以下のような状況で本科入学の時期がずれてしまうことがあります。
例)英語コースにかかる期間は6ヶ月と判断していたのに、実際には8ヶ月かかってしまった。
例)仮入学許可書が得られないプログラムの9月入学を目指し、5月には英語力達成ができる計画で順調に英語力を伸ばしてきたのに、希望プログラムが3月の時点で満席になってしまった。
カレッジや大学のプログラムは1年に1回~3回程度と入学できる時期が限られているため、上記のようなケースで本科の入学日がずれてしまうと、英語力達成から本科入学までに、長い場合は1年以上という期間が空いてしまうことがあります。カナダの進学留学では、途中で一時帰国が必要になることがあることも念頭に置いて計画を立てることが大切です。特に昨今は世界中から留学生の数が急増しているため、各プログラム満席になる時期がだんだんと早くなっている傾向にあります。
カナダのカレッジや大学は日本のように年次の概念はあまりなく、それぞれのプログラムで定められた卒業に必要な単位数を取得した時点で卒業となります。プログラム期間は通常、サティフィケートは1年、ディプロマは2年、学士号は4年として構成されていますが、さまざまな要因でその期間では卒業できないことがあります。
例えばディプロマプログラムを卒業するのに60単位必要な場合、順調に1年30単位ずつ取得できれば2年で卒業となりますが、1年に30単位受講するのは勉強の面から難しい場合、各学期の履修科目数を調節する必要があります。卒業までの期間は延びてしまいますが、自分のペースで無理なく勉強できるという点では留学生にとっても魅了的なシステムと言えます。
その他、満席状況や開講学期の状況によっては、特定の科目がタイミングよく希望学期に受講できないなどの理由で卒業が延びてしまうケースもあります。
カレッジや大学の判断で、プログラムの廃止、特定プログラムの留学生の受け入れ中止、入学条件の変更などが起きることがあります。これらの判断が下される場合は急な通達であることが多く、またすでに条件付き入学許可書を得て付属ESLや語学学校での英語コースが開始されている場合にも当てはまることがあります。
一方的な通達による急な予定の変更で困惑しますが、このような状況に遭遇してしまった場合には、限られた時間の中で学校やプログラムの変更をしなければなりません。頻繁にあることではありませんが、万が一に備えてプランBを想定しておくことも大切です。
※カレッジ・大学進学は長期的な計画となることが多く、そのため出発当初は予想もしていなかった計画のずれが起こることも珍しくありません。進学留学を目指す場合は、時間的、金銭的に余裕を持った計画を立てることが大切です。
カレッジ・大学進学までのプロセスは、学校やプログラムにより順序が前後することもあります。一般的な流れとして参考にしてください。
まずはIELTSを受験し、現在の自分の英語力を把握しましょう。具体的な計画を立てる上で、カレッジや大学の本科プログラムへ直接出願が可能か、最初に英語の勉強が必要な場合はどの程度必要かなど、現在の英語力を把握することが重要です。英語の勉強が必要な場合は、語学学校のパスウェイプログラムに入学することが可能です。事前に英語の勉強が必要なことが明らかな場合は、IELTSは受験せず、パスウェイプログラムの無料オンラインレベルテストを受験することも可能です。
十分なIELTSスコアをもって直接出願をする場合はカレッジや大学を、パスウェイを利用する場合は語学学校を決めます。
直接出願の場合
出願書類をすべて準備し、出願期限内に提出します。人気プログラムでは、出願期限を待たずに満席となってしまうことも珍しくありません。タイムリーに出願できるよう、早目に情報収集することが大切です。
パスウェイの場合
語学学校は通年を通していつでも申し込みが可能です。
直接出願の場合
学校が指定する方法でデポジットを支払います。デポジットは全額授業料に充てられます。カレッジや大学では、授業料は学期毎に支払います。
パスウェイの場合
申込期間分の授業料を全額支払います。
デポジット/授業料の支払いが学校で確認されると、入学許可書が発行されます。
発行された入学許可書を以って、日本出発前に学生ビザを申請します。
学生ビザの許可が下りたら、航空券を手配し、最終的な出発準備を進めます。
Contact