カナダの事情が分かり不安がなくなった
高校時代に英語圏の国で1年間留学していたAさん。カナダの公立カレッジへ進学することに。出願料を支払いオンラインで出願したものの、その後カレッジから一切連絡がありません。2週間経ってメールで問い合わせましたが返信がなく、念のために送った2通目のメールにも返信がなかったそうです。さすがに不安になり、弊社へご連絡をいただきました。
この時点で出願してから1ヶ月。確かに何の音沙汰もなければ不安になってしまいます。しかし、カナダの学校とのやりとは、このように一つ一つのステップに時間がかかること、特に公立のカレッジや大学では、簡単な質問メールへの返信に1~2週間かかることも珍しくありません。特にこのカレッジは出願手続きに時間がかかる学校でした。たまたまAさんと同時期に弊社から出願したほかの方もまだ手続きが進んでいない現状をご案内し、一先ずご安心いただきました。
Aさんのご依頼により、今後は弊社がエージェントとしてカレッジとのやり取りをさせていただくことになりました。デポジットの支払いや入学許可書の発行まで、各ステップごとの所要時間を事前にご案内し、半年後に無事に入学日を迎えることができました。
“英語力はできるので問題ないと思っていたものの、カナダの通例を知らなかったので極端に不安になり、精神的にかなりのストレスでした。全体的な流れや次にやらなければならないことが事前に分かるようになってからは、不安が解消されました。”
学校の急な方針変更に交渉で対処
某公立カレッジに出願したBさん。出願条件には高校の数学の成績証明が必要とあります。日本には、高校卒業後一定期間が経過すると、卒業生の成績を破棄してもよいという法律があるため、カレッジ出願の際に必要な高校の成績証明書が取得できないケースがあります。このカレッジではこれまで、高校の成績証明書がない場合でも条件付入学許可書が発行され、現地到着後に数学のテストを受験することができていました。
ところが、Bさんが出願した際、高校の成績証明書なしでの出願は受け付けられなくなったと、事前連絡なしに急な方針変更の連絡があったのです。公立学校では、このように学校側に何かしらの方針変更があった際、事前通達がないなど出願者に不利になる条件であったとしても、如何なる特例も認められないのが通例です。
とは言え、Bさんにとって、将来的な目的のためにどうしてもこのカレッジへ進学することが強い希望だったため、弊社にてカレッジとの交渉を開始。最初はダメなものはダメ、という姿勢だったものの、一ヶ月以上に及ぶ重なる交渉の上、特例中の特例として、無事に条件付入学許可書を取得できました。これまでに培ってきたエージェントとしての健全なリレーションシップが、交渉のテーブルに着く上で一翼を担ったのではないかと考えられます。
“エージェントを通さず自分で出願していたら、ダメだと言われた時点であきらめてしまい、絶対に入学許可が下りることはなかったと思います。”
早期の軌道修正で最小限のダメージ
とある業種での海外勤務が夢だったCさん。卒業後にカナダでの就職を目標に、ご自身で調べた専門学校にエージェントを通さず入学しました。入学後にクラスメートから、この学校を卒業してもPGWP(ポスグラ)は申請できないと聞かされ、焦ったCさんより弊社にご相談をいただきました。Cさんの留学計画についてお話を聞いてみると、卒業後もカナダに残って就職することが第一目的とのこと。留学準備のリサーチ段階で、この学校の卒業生が現地で就職した成功談をご覧になられ、自分も同じように就職活動をしようと計画していたとのこと。
Cさんが知らなかったのは、Cさんが入学した専門学校では、現在は卒業後の就労ビザは申請することができないという事実でした。確かにこの学校もPGWP就労ビザが申請できたことが一時期あったので、Cさんが見た成功談は、真実ではあるものの、古い情報だったのだと思われます。Cさんにとってカナダでの就職は留学の最優先目的であったため、専門学校は退学することに。幸いCさんの英語力が高かったため、付属ESLを1学期受講後に本科プログラムへ編入という形で、カレッジの手続きをお手伝いさせていただきました。
“卒業するまで知らずにいたらと思うととても怖いです。早目に軌道修正できたことが不幸中の幸いでした。エージェントは不要だと思っていただけれど、すぐに相談してよかったです。”
ギリギリセーフの入学許可
10ヶ月後に開始されるあるプログラムについてお問い合わせいただいたDさん。Dさんとしては、かなり早めに留学準備を始めたと思っていらっしゃり、まだまだゆっくりと時間をかけて手続きをしていきたいご意向でした。
ところが、Dさんが希望しているプログラムは、その学校の中でも特に人気のあるプログラムで、毎年早期に満席になることで有名です。学校へ問い合わせたところ、今年はもう数席しか残っていない状況でした。すぐに入学手続きをされることをお勧めしましたが、実際の手続きはまだまだ先だと思っていたDさんは心の準備ができていません。本当にもうすぐ満席になるのか、不必要に申込みを急かしているのではないかと、ご自身で立てられた計画と現実とのギャップになかなかご納得いただけないご様子でした。
例年の様子や学校からの回答を繰り返しご案内し、どうにか納得して申込みにされたところ、その1週間後にはプログラムが満席となりました。
“急な手続きで、書類の準備やデポジットの支払などとても慌ただしかったですが、今回を逃すと次の入学日はまた1年後だったため、ギリギリのところで席を確保することができ心底安心しました。”